「ドンキ コンタクト やばい」

多分、こんなキーワードで検索してきたってことは、あなたもドンキのコンタクトの圧倒的な安さに惹かれつつも、「いや、安すぎて逆に怖いわ…」って思ってますよね。

アキュビューとかと比べると、マジで半額以下。私も最初見たとき「価格設定バグってんのか?」って思いました。

結論から言うと、「やばいものじゃないけど、やはり他社のコンタクトと比較するとデメリットはある」という感じだと思います。

ドンキのコンタクトの品質は問題ないと言える理由

まず、品質や安全性について。これに関しては、基本的に問題ないと言っていいです。

理由はシンプルで、コンタクトレンズは国のルールでガチガチに縛られた「高度管理医療機器」だからです。

商品化するには国の許可が必要だし、販売するにも保健所の許可がいる。製造から販売まで、厳しいルールが決まってるんです。だから本当にヤバい商品は、そもそも商品化される前に淘汰されます。

ドンキの「ド・レンズ」も、医療機器の品質管理に関する国際規格「ISO 13485」を取得した台湾の工場で作られていて、最低限の品質はしっかり担保されています。

じゃあ何が「やばい」のか?他社製品と比較して劣るポイント

「じゃあ、安全ならそれでいいじゃん!」そう思うのは、まだ早いです。

ドンキのコンタクトが「やばい」と言われる本当の理由は、そ徹底的すぎるコストカットにあります。他社の製品と比較して、明らかに劣るポイントがいくつかあるんです。

素材が違う:シリコーンハイドロゲル vs ハイドロゲル

コンタクトの性能を左右する一番大事な要素が、「素材」です。

アキュビューオアシスみたいな、ちょっと高めの良いレンズには「シリコーンハイドロゲル(SiHy)」っていう、酸素をめちゃくちゃ通すハイスペックな素材が使われています。

一方で、ドンキの「ド・レンズ」に使われているのは、昔ながらの「ハイドロゲル(HEMA)」っていう素材。もちろん、これも安全な素材です。でも、シリコーンハイドロゲルと比べると、性能はハッキリ言って劣ります。

酸素透過率が低い(たぶん)

素材が違うことで、何が変わるのか。一番大きいのが、「酸素透過率(Dk/t値)」です。

ハイドロゲル素材は、シリコーンハイドロゲル素材よりも酸素を通しにくい。目に十分な酸素が行き渡らないと、角膜が傷ついたり、将来的にヤバい眼病に繋がるリスクがあります。

「じゃあ、ド・レンズの酸素透過率はいくつなの?」って話なんですけど、これ、公表されてないんですよね。公表してないってことは、まあ…そういうことですよね。胸を張れる数値じゃないってことです。

だから、長時間つけっぱなしにするような使い方だと、あなたの目の健康を少しずつ蝕んでいく可能性がある。これが、私が「長期間使うならヤバいかも」と言った最大の理由です。

※酸素透過率の重要性については、こっちの記事で詳しく解説してるんで、読んでみてください。

→ 酸素透過率が高いコンタクトランキング!ただし注意点もあるので紹介

「高含水」の罠

ドンキのコンタクトには、水分量を多くした「高含水タイプ」もあります。「高含水」って聞くと、「うるおいが長持ちしそう!」ってイメージ、ありますよね。

でも、これも罠です。

実は、コンタクトの乾きにくさを決めるのは、含水率よりも「素材」と「酸素透過率」の方がよっぽど大事。高含水レンズは、むしろレンズの水分が蒸発するときに、あなたの涙まで一緒に奪っていくんで、逆に目が乾きやすくなることすらあるんです。

まとめ:ドンキのコンタクトは安全?結局「やばい」の?

色々言ってきましたが、結論です。

ドンキのコンタクトは、国の基準をクリアした製品なので、ただちに使用して危険、というわけではありません。

ただし、一般的なレンズと比較すると、素材のスペックが劣るのは事実。特に、目の健康に直結する酸素透過率が低いであろう点は、一番のリスクです。

なので、私はこう考えます。

  • たまにしか使わない、短時間だけ使う人 → 安さは正義。ドンキは最高の選択肢。
  • 毎日、一日中つけっぱなしの人 → 長期的なリスクを考えると、正直おすすめしない。ちゃんとお金を出して、アキュビューみたいなシリコーンハイドロゲル素材のレンズを使った方がいい。

特に、コンタクトをつけたまま寝ちゃう、みたいなことをやりがちな人は、絶対にドンキのコンタクトはやめておいた方がいいです。

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